熱函(NETSUBAKO)

Let her insult me. Let her spit on me. She has an immortal soul, and I must do all that is in my power to save it.

鳥取行ってきた 2017冬

人生で4度目か5度目となる鳥取に行ってきた。

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羽田9時半発の飛行機に余裕をもって乗るには家を7時前に出なければならなかった。以前始発便に乗るために目黒の友人宅に泊めてもらったことがあるがあれでも山手線始発でギリギリだったので根本的に羽田空港は遠すぎる。

 

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数年ぶりに来た鳥取空港。割と雑にコナンの絵があちこちに書いてあり、米子空港に比べてとりあえずやってみた感が満載でよかった。

 

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空港内ですなば珈琲に遭遇。最後に鳥取に足を運んだのが2013年なので、初体験だった。鳥取県が星取県って知ってる人どれくらいいるんだという問題がある。

 

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空港連絡バスで鳥取駅へ。今回の旅の同行者と合流する。

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鳥取駅前のすなば珈琲。萌えパネルがあった。なぜ?

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砂焼きコーヒーを飲んだ。人生初はいふりカメラ。いちいち声優さんの声でシャッター音が切られるんだけどはいふりカメラ民はひょっとして蛮勇の持ち主ばかりそろっているのか。

その後レンタカーを借り、近くのイオンのゲームセンターで音ゲーなどをする。知らない間にドラムマニアギタドラという名前になってしかも叩くところがすげー増えてた。時間もこなれたので宿のある三朝温泉に向かう。

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市街地では道を譲る判断がおかしかったり速度の出し方がおかしかったりさんざん鳥取の交通マナーにケチをつけ、交通量の少ない道に入ってからはスムーズだなあと思っていた。ちなみに鳥取市街には一切雪の痕跡はなかったのだけれど、十数分走るとこういった風景になり、この時点で危険予測が働かなければダメです。

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この積雪量を見て「すげー積もってる」ぐらいにしか思わなかったのでダメです。ナビの示すままに走行していたら山道になり車の轍がはっきり見えるほど路面に雪が残っているような状況で、実際一度車が足を取られて立ち往生した。レンタカー、軽を借りてたら割とマジで遭難していた恐れがある。雪のシーズンに鳥取県道21号線をナビが示したらそれは殺人予告なので逃げないとダメです。絶対に日本海沿いの道を使いましょう。死にます。というか地元の人が「この時期そんな道通らないよ」と言っていたのでナビはそういった意見を取り入れてくれ。

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投入堂付近にたどり着くまでがすでに過酷すぎて外観だけでも眺めようとかそういった余力は一切なかった。完全スルー。

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完全にスターフォックス64のチェックポイントということで車内は大枠合意した。後で調べたところ、これこそが三徳山の鳥居ということです。

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山を下りたところに現れたポプラです。頼もしさがあった。駐車場には鳥取県外ナンバーの車しか止まっておらず、道を知らない旅行者への救済措置ではないかと思った。

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県道21号線絶対ゆるさねえ。

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三朝温泉についた。ここにも萌えキャラ看板がある。獣耳ついてるしすなば珈琲よりレベルが高い。顔が出ているのは同行者で、ノーマルタイヤで雪の県道21号線を攻略したスーパードライバーです。

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三朝温泉ラジウム泉で、一応理屈の上では入湯はおろか三朝温泉周辺にいるだけで通常より多く被爆していることになる。割とマジに被爆したかったので三朝温泉選んだ。温泉街の写真や温泉の写真は一切撮ってないのだけれど、温泉だった。無臭なので温泉感らしい温泉感はないけど硫黄泉とか大嫌いなので満足度が高い。

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ちなみに宿泊したのはちくま旅館という三朝温泉街のはずれにあるこじんまりとした宿で、食事も旅館飯というより普通のごはんなのだけれどすべてのメニューがうまく、究極の普通ごはん体験がしたいならぜひおすすめしたい。

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タツがあってめちゃくちゃ快適だった。将棋さしたり進捗を確認するボードゲームをやったけれど、みんな疲れていたので(朝が早いのと雪山で死にかけたのとで)ごろ寝して健康的な時間に寝ました。酒盛りする体力がなかった。なお、テレビはテレ朝系とテレ東系が映らないのでニチアサ実況とかは物理的に不可能です。

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ミササラドンです。放射能に敏感になった2010年代の日本においてこんなに火の玉ストレートなゆるキャラもなかなかないと思う。東宝にもケンカ売っている気がする。

 

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翌朝は三朝から倉吉に。ここは定光寺です。谷口ジローの傑作「遥かな町へ」に登場する源善寺はここではなく満正寺がモデルで、そちらは倉吉の観光ガイドにも載るぐらい占いが有名な寺です。お墓参りをしました。

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青山剛昌ふるさと館。展示としては、まあ、こんなもんだよね、と言った感じ。この後「あの方」の正体が明かされたんだよね……

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お昼にラーメンを食べた。香味徳といって、牛骨ラーメンで有名な店、ではない。同名のラーメン屋が鳥取県内には複数あって(お互いに親戚らしい)、ここは牛骨ラーメンを出さない香味徳。店内にも注意書きがあった。ちなみにメニューは醤油ラーメン(およびチャーシューメン)だけで、4玉入りのクワドロプルなどという大盛りメニューが存在する別の意味でぶっ飛んだ店だった。

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ラーメンそのものはとてもおいしかった。醤油ラーメンとは言ってもどこかしら牛っぽい風味はあった。

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店のすぐ近くにあるコナン駅。まあこんなもんだよね……

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東郷池です。同行者のバスの都合があり、倉吉から鳥取に戻る道中で寄れるところを超高速で寄ろうとなりこうなった。湖畔に見えるのが羽合温泉街。俺は三朝の方が好きだな。写真撮ってないから伝えられないけど。川があってTHE・温泉街といった風情があるんですよ。

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白兎神社のウサギです。かわいい。

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白兎神社です。縁結びスポットということですが特に観光者向けの出し物みたいなのはありません。そういうのがやりたいなら頑張って出雲大社まで行った方がいいと強く思う。来たのは二度目なのでなおさらそう思う。

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白兎海岸です。ロケーションばっちり。

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鳥取駅前のローソンポプラです。このキメラのような店舗は恐るべきことに鳥取県内で3店舗は見かけた。

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僕が小さい頃は関東でも見かけましたが県庁所在地のある鳥取市内最大の駅でもいまだに手動改札です。

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コナンラッピングの電車が堂々と米子を横切るの、妖怪大戦争感がある。

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鳥取空港の(距離的には)最寄り駅です。なお駅前から鳥取空港へ直通の連絡手段はないしタクシーもいない。ので歩いた。2キロないので余裕だった。

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人によっては人生に絶望できる風景かもしれないと思ったけれど、このぐらいのものは埼玉にも千葉にもある。北九州にはない。

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空港で見た広告看板。今回は打吹公園だとか白壁土蔵には寄ってないんだけどこういうのがあるならもっと早く行ってほしかった。次回はチェックする。

 

ということで、お墓参り以外はろくに観光らしいことをしなかった鳥取行だった。そろそろ米子・境港周辺を攻めないといよいよ見るものがなくなってきた。来年またよろしくお願いします。